福岡県小郡市にて、外壁と屋根の塗装をご依頼いただきました。
外壁には高耐候・低汚染性に優れたシリコンREVO1000を採用。価格と性能のバランスが良く、ワンランク上の長期的な保護性能も確保。経年劣化が見られた換気塔の外装ボード張り替えも実施し、建物全体の耐久性を高め、安心して長く住み続けられる仕上がりとなっています。
ビフォーアフター
施工前(Before)

施工後(After)

施工情報
| 施工場所 | 福岡県小郡市 |
| 工事内容 | 屋根・外壁塗装工事 |
| 外壁材 | サイディングボード |
| 外壁使用塗料 | シリコンREVO1000 【リバーガム】 【パイオニア】 |
| 屋根材 | コロニアル |
| 屋根使用塗料 | シャネツサーモSi 【キャビアブラウン】 |
| 工事期間 | 24日間 |
| 工事完了月 | 2026年2月 |
| 保証年数 | 屋根/外壁 7年間 |
高圧洗浄


塗装の工程は高圧洗浄から始まります。屋根の表面は経年とともに塗膜が劣化し、外気の汚れが蓄積したり気候条件によって苔や藻が発生しやすくなります。そのまま塗装すると剥がれの原因となるため、高圧洗浄で徹底的に除去していきます。
洗浄中は高圧水で汚れを飛ばすため、飛散防止策、近隣住宅への配慮が欠かせません。特に隣地との距離が狭い場合は、養生シートだけでなく、ブルーシートを屋根から吊り下げる立体防御で近隣トラブルを防ぐ工夫を実施します。


外壁に付着したホコリ・排気ガス汚れ・カビ・苔などを高圧の水で丁寧に洗い流し、塗装に適した清潔な下地を整えます。汚れを残すと塗料の密着が低下するため、目地やサッシ周りなど細かい部分までしっかり洗浄し、長持ちする塗装の基礎をつくります。お客様のご要望により、塗装箇所以外でも、お家全体を高圧洗浄で綺麗にしていきます。
屋根 施工
板金錆止め・屋根下塗り


屋根材が重なり合う部分を棟と言い、屋根の角に向かって伸びる部分を『隅棟』といいます。隅棟は屋根の結合部を覆うように被せ、隙間から雨水が侵入するのを防いでいます。隅棟が金属製の場合、錆が原因で腐食が進むと雨漏りの原因になるため、塗装前に錆止めを塗装しておきます。
その後、屋根の下塗りを実施します。下塗りは、上塗り塗料の吸い込みを防止する塗装の土台を作る役割と、上塗り塗料の密着性を高める接着剤のような役割の2つの役割を果たしています。劣化したコロニアルは吸い込みが多いため、吸い込みが止まるまで下塗りを繰り返します。
タスペーサー挿入


今回施工する屋根材はコロニアルのため、『縁切り』という工程が必要です。屋根材の隙間で固着した塗料を剥がし隙間を作ることで、雨水の滞留を避け、水の逃げ道を作る工程ですが、塗料が完全に乾くのを待つ必要があることと、職人が手作業で行うため、その分工期を要します。そのため、最近は『タスペーサー』という部品を隙間に挿入することで、塗装後も適切な隙間と通気を確保する工法が主流です。お客様の屋根の状況により必要な場合とそうでない場合があるため、事前に確認し判断します。
屋根中塗り・上塗り


下準備が整った屋根に中塗り・上塗りで2度、上塗り塗料を重ねていきます。今回はアステック社の「スーパーシャネツサーモSi」を使用します。お色は【キャビアブラウン】です。この塗料の特徴は高い耐候性と遮熱性です。近赤外線をも効果的に反射する性質があり、濃いお色でも温度上昇を抑えることができます。
換気塔 張替え 施工



今回の屋根には換気塔が設置されています。換気塔は屋根裏の熱気の湿気を排出する目的で設置され、1990年代前後に建てられた一部メーカーのお家で見ることがあります。換気塔の壁と蓋部分に劣化があるため、今回は張替えにて補修を実施します。



壁と蓋を剝がし、壁部分は防水シートで囲っていきます。その後新しいサイディングボードにて壁を設置していきます。設置後、ボード同士や屋根との接地面をシーリングで塞ぎ、防水処理を行います。



ケレンで錆を落とし、錆止めで塗装した蓋部分を設置します。ボードの継ぎ目にコーナーボードを取付け、美観と防水性をさらに高めて完成です。
シーリング目地 施工
劣化シーリング撤去・清掃



まず既存の劣化したシーリング材を撤去し、目地の清掃を行います。古いシーリングを撤去した目地の中には、細かなゴミやホコリ、劣化したシーリングの破片、油分などが残っています。これらが付着したまま新しいシーリングを充填すると、せっかく新しく施工しても早期の剥がれやひび割れにつながり、雨水の侵入原因になることがあります。こうした下準備の丁寧さが建物の防水性を長持ちさせる大きなポイントとなります。
プライマー塗布・シーリング充填・ヘラ均し

清掃を終えて目地内部がきれいに整ったら、次は「プライマー塗布」の工程に入ります。
プライマーとは、外壁と新しいシーリング材を強力に接着させるための“接着剤”のような役割を持つ下塗り材です。
職人は細い刷毛を使い、目地の奥や側面まで塗り残しが出ないよう丁寧に塗布していきます。ムラがあると密着不良の原因になるため、見えにくい部分まで慎重に確認しながら作業を進めます。この工程を丁寧に行うことで、シーリング材がしっかりと食いつき、高い防水性能を長期間維持できるようになります。

プライマーが乾燥した後は、いよいよ「シーリング充填」です。専用のガンを使い、新しいシーリング材を目地の奥までしっかり押し込むように充填していきます。表面だけを埋めるのではなく、内部に空気が残らないよう圧をかけながら均一に充填することが重要です。職人の手元では、粘度のあるシーリング材がゆっくりと押し出され、目地に沿って隙間なく納まっていきます。

充填後は「ヘラ均し」を行います。専用ヘラで表面を押さえ込みながら余分な材料をならし、目地の形を美しく整えていきます。この作業には見た目を整えるだけでなく、シーリング材を外壁へしっかり密着させる大切な役割があります。ヘラが滑るたびに表面に均一な厚みと艶が生まれ、防水ラインがきれいに形成されていきます。
外壁 施工
外壁下塗り・中塗り・上塗り

まずは「下塗り」の工程です。
今回施工する外壁は、縦方向にレンガ調の凹凸模様が入ったサイディングボードのため、塗料をただ表面に塗るだけでは細かな溝や凹凸部分に塗膜が行き届きません。そこで、ローラーを使って模様の奥までしっかり塗料を含ませるように下塗りを行っていきます。白っぽく劣化していた外壁表面にしっとりとした艶が戻り、下地が均一に整っていくまで繰り返します。

続いて「中塗り」です。ここから使用するのは、アステックペイントのシリコンREVO1000です。高い耐候性と低汚染性を持つ塗料で、紫外線や雨による劣化から外壁をしっかり守ってくれる塗料です。ローラーにたっぷりと含ませた塗料を、レンガ調の凹凸へ押し込むように塗り広げていくと、これまで色あせていた外壁が少しずつ均一な色へ変化していきます。角度を変えながら何度もローラーを通し、塗り残しが出ないよう慎重に仕上げていきます。

そして最後は「上塗り」です。
仕上げとなるこの工程では、中塗りで形成した塗膜の上にさらに塗料を重ね、厚みのある強固な保護膜を作り美観を整えていきます。職人は光の反射やローラー跡を細かく確認しながら、厚み・艶・色ムラを均一に整えていきます。こうして下塗り・中塗り・上塗りの3工程を丁寧に重ねることで、美観だけでなく、防水性・耐久性にも優れた長持ちする塗膜へと仕上がっていきます。
軒天 施工
下塗り・中塗り・上塗り



続いて「軒天」の塗装工程です。
軒天とは、屋根の裏側にあたる天井部分のことで、湿気がこもりやすく、経年によって黒ずみやくすみが発生しやすい箇所です。職人はローラーに塗料を均一に含ませ、天井面へ丁寧に転がしながら塗り進めていきます。上向きでの作業は塗料の飛散や塗りムラが出やすいため、手元の力加減を細かく調整しながら、一定の厚みになるよう慎重に施工していきます。白く美しく整った軒天は、お住まい全体に清潔感と明るさを与えるだけでなく、湿気や汚れから下地を保護し、建物を長持ちさせる大切な役割も担っています。
付帯部 施工
鉄部ケレン処理・錆止め塗装


続いて「雨戸(鉄部)」の塗装工程です。
今回の雨戸は、表面に白サビが広がり、塗膜の劣化によって全体的に粉を吹いたような状態になっています。このまま塗装をしてしまうと、新しい塗膜がしっかり密着せず、早期の剥がれや再発するサビの原因になるため、まずは下地処理から丁寧に行っていきます。
最初に行うのは「ケレン作業」です。
職人はサンダーを使用し、雨戸表面に発生した白サビや劣化した旧塗膜を削り落としていきます。サンダーが回転するたびに細かな粉塵が舞い、くすんでいた表面が少しずつ本来の金属面へ近づいていきます。特にサビが強く出ている部分は重点的に研磨し、細かな凹凸まで均一に整えていきます。その後、金属面を覆うように錆止め塗料を均一に塗布していきます。削り出された金属部分へ塗料がなじんでいくことで、空気や水分を遮断し、サビの発生や進行を抑制します。
上塗り1回目・2回目


下地を整えた後、2度の上塗りを実施します。塗膜にさらに厚みと艶が加わり、光を受けるたびに滑らかな表面が美しく反射します。細かな凹凸や塗り継ぎも丁寧に整えられ、傷みの目立っていた雨戸が、まるで新品のような引き締まった印象へと生まれ変わっていきます。
こうして、ケレン・錆止め・2回塗りを丁寧に積み重ねることで、美観だけでなく、防錆性と耐久性を兼ね備えた強い塗膜へと仕上げていきます。
その他付帯部 施工


その他金属部以外の付帯部も2度の上塗りで仕上げていきます。







